
創業のきっかけや当初のビジョンを教えてください。
■ 金なし・職なし・家族ありの東京上京
宮崎から家族を連れて東京に出てきた時、福森氏は「金も人脈も、仕事もない」というゼロどころかマイナスの状態からスタート。
- 神楽坂の印刷会社でアルバイトをしながら、販促ツールの現場を徹底的に学ぶ。
- 「職人の現場」で汗をかき、什器づくりの裏側にある本質を体得。
■ 「自分でやるしかない」と起業
- 2011年3月、東日本大震災と同日にリバティープロを創業。
- 社会が混乱し、不安に包まれている中での起業はまさに「逆風のスタート」。
現在の事業内容に至るまで、どのような転機や苦労がありましたか?
転機1:現場経験を活かした“什器”への特化
■ 化粧品業界への深い理解
- 福森氏は、ドラッグストアで10年、化粧品メーカーで5年の営業経験があり、
→ 「何が売れるのか?」「売れるには何が必要か?」を現場で徹底的に学んだ人物。
■ 「最後のひと押しは什器」への気づき
どれだけ素晴らしい商品でも、店頭での印象が弱ければ売れない。
- それを補う「什器=店頭プロモーションの最前線」に可能性を見出す。
- 大手印刷会社が主導する業界の中で、「五感で魅せる」「売れる什器づくり」という差別化を確立。
転機2:クライアントと「共創」する営業スタイルへ
- 「営業」ではなく、「一緒につくる」を軸にした提案スタイルへシフト。
- 什器の構造だけでなく、売り場の文脈、競合状況、購買心理まで掘り下げて考えるスタイルを確立。
- クライアントから「ブランドのことをここまで考えてくれるのはリバティープロだけ」と支持され、リピート案件が増加。
転機3:デジタル・ウェルネス分野への事業拡大
■ ウェルネス事業の立ち上げ
- 阿佐ヶ谷に高地トレーニングスタジオ「PEAK ZONE」を設立。
- 社員の健康と美を体現する「美と健康の伝道師」というビジョンを実行へ。
事業・サービスの強み
■ 業界で支持される理由:3つの強み
① 【五感で魅せる什器デザイン】
- 水滴や氷、香り、光など視覚・嗅覚・触覚を刺激する仕掛けを什器に施すことで、消費者の記憶に残る売り場体験を創出。
- 例:革新的素材「SUITEKI」を使った水滴表現什器
② 【現場を知る営業とマーケター視点】
- 福森代表自身が元ドラッグストア店長・化粧品営業という経歴を持ち、「売る現場」目線で什器を考えられる稀有な存在。
- 「どう陳列すれば売れるか?」まで踏み込んだディレクションが可能。
③ 【クライアントとの“共創型”営業】
- ヒアリングから企画・デザイン・試作・納品までワンストップ対応。
- 「提案して終わり」ではなく、「売れるまで伴走する」という姿勢が支持される要因。
■ お客様の課題と解決事例
◎事例1:「什器が外されてしまう」問題を解決
- 課題: 化粧品什器の“前だれPOP”が、現場で外されてしまう(棚作業の邪魔)。
- 解決策: ショップスタッフの動線・作業内容まで踏まえた設計に変更。POPの形状を「差し替え式」にする、スキャンしやすい開閉構造にするなど“現場起点”のデザインを実施。
- 結果: 店頭スタッフに喜ばれ、什器の採用率・維持率アップ。
◎事例2:「商談を突破できない」新ブランドを支援
- 課題: 新ブランド立ち上げ時、商談でバイヤーから什器提案が弱いと却下されていた。
- 解決策: 「エア商談用」のグラフィック什器を複数パターン制作し、バイヤーや問屋の意見を巻き込んだ商談スタイルを推進。
- 結果: バイヤーの反応が変わり、提案から短期間で採用へ。店舗展開へスムーズに繋がった。
◎事例3:「印象に残らない什器」を、"脳に刻まれる"什器へ
- 課題: 店頭に置いてもスルーされてしまう什器で、商品訴求力が弱い。
- 解決策: 「冷やし雪肌精」のプロモーションで、氷の質感をリアルに再現する“視覚体験”型什器を開発。脳科学や感性マーケティングの視点で設計。
- 結果: 渋谷・池袋の大型店で話題化、SNSでも拡散され、購買率大幅アップ。
経営哲学と社会的意義
株式会社リバティープロの経営哲学
■ パーパス(Purpose)
「関わるすべての人と“幸福感”を共有する」
※幸福感=「信頼しあえる」「学びあえる」「成長しあえる」関係性
■ 経営理念として大事にしていること
| 大事にしている価値観 | 具体的な意味 |
| 信頼 | 小さな約束を守りきること。逃げずにやり抜くこと。 |
| 学び | トラブルを学びに変え、自ら進化し続ける姿勢。 |
| 成長 | 柔軟な変化対応と、成長する習慣を持つこと。 |
福森代表はこれを「リバティープロの幸福感」と呼び、企業のあり方として浸透させています。
■ フォレスト・ガンプに学ぶ経営哲学
福森氏が影響を受けた映画『フォレスト・ガンプ』のように、「人を笑顔にし、人の役に立つ」ことを素直にやり続けることが、リバテ
ィープロの在り方の原点となっています。
社会的意義:何のために事業をするのか?
「日本人の美と健康のために、近未来の提案ができるクリエイティブカンパニーになる」
というミッションのもと、事業を通して以下を実現しようとしています。
| 項目 | 意義 |
| 美と健康の支援 | 化粧品什器やCBD入浴剤、高地トレーニングなどを通じたWell-beingの推進 |
| 若手雇用・育成 | 未経験者を採用し、ものづくり・販促のプロに育成 |
| 地方の才能を活かす | 在宅デザイナーや子育て中のクリエイターの活用により、多様な働き方を創出 |
| 店頭体験の進化 | 五感を使った什器で、ただの“広告”ではなく、“記憶に残る体験”を提供 |
| 環境配慮型の設計 | 紙什器・再生素材の導入、ムダのない什器構造の提案 |
将来像
5年で売り上げを10億 社員の給料を1,000万
挑戦は若い世代をまとめて究極のマネジメントでリバティープロを日本一にすること。
チームや仲間をまとめていく求心力や目標に向かって一致団結して前進していく強い組織を作りたい。今の興味は金やモノではなく人。
人が熱狂する面白い会社を作るのが夢。そこでパーパスの「リバティープロに関わるすべての人と幸福感を共有する」が初めて達成されると思っています。

